⽇野市多摩平の⼩児科医院
あんどこどもクリニック
コラム
Column
年末年始の長距離移動をのり切る!子連れ快適ガイド
長い移動は、どんな子でも必ず退屈の限界が来ます。
大切なのは「限界が来る前に先回り」と「来てしまった時の切り替え」です。
この流れで準備しておくとラクです。
まずはアナログから(静かに集中できる遊び)
デジタル動画は最後の切り札に。最初は興奮しすぎない遊びでスタート。
・シールブック:100円ショップでOK。「のりもの/どうぶつ」など
指先を使うから集中が続きやすい。小さなお話を作りながら貼ると長持ちします。
・手作りおもちゃ:透明ボトルにビーズを入れたもの
ファスナー・ボタン・マジックテープを貼った「おでかけファイル」もおすすめ。
・選ぶポイント:音が出にくい/片づけが簡単/机いらず
デジタルは切り札として後半に
親の休憩時間も作れます。電波が弱くても見られる準備が安心。
・事前ダウンロード:お気に入り動画はスマホやタブレットに保存
・遊べるアプリ:見っぱなしより、触って反応があるものは飽きにくい
・ねむれない時は音:読み聞かせ音声などでゆっくりモードへ
・コツ:①アナログ → ②簡単なアプリ → ③動画 の順番
おやつは時間も気分もリセット
こぼれにくい/時間がかかるものを選ぶと◎
・長く食べられる:干し芋、硬めのせんべい(年齢により誤嚥注意)
・手が汚れにくい:ボーロ、個包装、スティックゼリー
・避けたい:ポロポロ崩れるパイ・クッキー、溶けやすいチョコ
・飲み物:小さめボトルで一口ずつ
ママパパの心の余裕がいちばんの味方
泣くときは泣きます。大事なのはあやす姿勢と逃げ道。
・休憩場所を決めておく:新幹線はデッキ、車は次のパーキングエリア、飛行機は通路わきで体勢立て直し
・深呼吸:大人がピリピリすると、子どもにも伝わります。10秒深呼吸→水一口でリセット
ねんねのいつもの流れを持ち歩く
場所が変わっても、手順が同じだと寝つきがよくなります。
・いつも通り:お風呂 → 保湿 → パジャマ → 絵本(または音) → 消灯
・持っていくと安心:お気に入りタオル・スリーパー・小さな枕
・明るさ対策:タオルで簡単に光をさえぎる、加湿も意識
どうか、安全で穏やかな帰省になりますように。
家族みなさんで気をつけてお出かけください!



