さいたま市大宮の⼩児科医院
あんどこどもクリニック
コラム
Column
熱中症からお子さんを守る!夏のサインと対策ガイド

夏本番の7月は、お子さんの熱中症リスクが高まる時期です。
元気そうに見えても、体の中では脱水や熱のこもりが進んでいることも。見逃しやすい初期サインと、家庭でできる予防策をしっかり押さえましょう。
なぜ子どもは熱中症になりやすい?
子どもは体温調節機能が未熟で、大人よりも汗をかきにくかったり、のどの渇きを感じにくかったりします。そのため、気づかないうちに体に熱がこもり、脱水や熱中症になるリスクが高いのです。
熱中症の初期サイン、見逃していませんか?
・顔が赤く、汗が出ていない
・元気がない、ぐったりしている
・ぼーっとしている、反応が鈍い
・口の中が乾いている、おしっこの回数が減っている
これらの症状が見られたら、すぐに涼しい場所へ移動し、水分補給を行いましょう。それでも改善しない場合は、迷わず受診を。
家庭でできる熱中症予防のポイント
・外遊びは涼しい時間帯に(午前中や夕方)
・帽子・冷感タオルなどの熱中症グッズを活用
・こまめな水分補給(15〜30分ごとに少量ずつ)
・冷房の活用:室内でも熱がこもりやすいため、エアコンの設定温度は26〜28℃を目安に。
熱中症予防は“予測と準備”がカギ
「今日はそんなに暑くないから大丈夫」と思っても、湿度が高ければ体にこもる熱は抜けにくくなります。親子で“水筒を持って出かける習慣”を作るなど、日々の工夫でしっかりと予防していきましょう。