さいたま市大宮の⼩児科医院
あんどこどもクリニック
コラム
Column
風邪と薬の本当の関係
クイズの答えは…
②薬で症状を和らげ、本人の免疫による回復を助ける
でした!
風邪を“治す薬”はない…?
子どもが風邪をひくと「薬を飲まないと治らない」と思いがちですが、実は風邪に効く特効薬は存在しません。
風邪の原因の80~90%はウイルス。抗生物質は細菌をやっつける薬なので、ウイルスには効かないのです。
薬の本当の役割は「助けること」
小児科で処方される薬の目的は、症状を和らげて体の回復を助けることです。
・解熱剤 → 高熱でつらいときに一時的に下げて休ませる
・咳止めや痰を切る薬 → 呼吸を少し楽にする
・整腸剤 → 腸内環境を整えて回復を助ける
薬そのものが風邪を治すわけではなく、眠れる・水分がとれるようにして、子どもの免疫がウイルスと戦うのを応援しています。
回復の主役は子どもの免疫力
風邪を治すのはお薬ではなく、本人の免疫力です。
だからこそ、家庭でのサポートがとても大切。
・水分をしっかりとらせる
・消化しやすい食事を少しずつ
・安心して休める環境をつくる
こうしたケアが、薬以上に回復を早める力になります。
抗生物質は「必要なときだけ」
溶連菌や肺炎など細菌感染が疑われる場合にのみ、抗生物質は効果を発揮します。
診察では「細菌の合併があるかどうか」を丁寧に見極め、必要なときだけ処方されます。
🌱 不安なときは自己判断せず、必ず小児科でご相談ください。
当院は365日診療&予防接種の予約も可能です。
家族の健康を守るパートナーとして、いつでもお待ちしています😊



